【中華UMPC】個人的に気になったGDP Win MAX 2とMiniBook X(N100)を紹介したい

小さいは正義!


というわけで、個人的に気になったminibook XとGDP Win MAX 2を比べて考察していきたい

ユースケース

  • ツーリングのときに持ち運べて休憩とかにちょっとした作業をしたい
  • 電車や車での移動中のスキマ時間で作業したい
  • 家の中で移動(リビング→作業部屋→ベッド)しても作業やゲームを続けたい

というのも有り難いことにライフステージに伴うイベントが目白押しで、パソコンを使ってやりたいことが全然できない状況となっている
(パソコンのある部屋に座ってガッツリ作業するといった状況が無くなってきている)

とはいえ、ガッツリした作業時間が確保できないが、スキマ時間だったり、パソコンがあれば作業できたのになぁというシーンは、ある。
となると、スマホでは限界があるので、流行りのUMPCを導入すれば捗るのではないかと考えた。

Must要件

  • 10インチぐらい
  • WindowsOS
  • 低電力かつ高効率CPU搭載
  • クラムシェルタイプのキーボード付き
  • 予算7~8万円

まずCPUのお話について

N100が巷でも騒がれており、2021年下期にintelから出てきた「第12世代Core「Alder Lake-S」で言うところの省電力な「Eコア」(Alder Lake-N)のみを搭載するCPU」で、性能と消費電力のバランスが取れたCPUらしいので、基準をこれにしようと思う。
Wiki

余談だが、CPUメーカーは、intel(インテル)やAMD(アムド)、AppleSiliconのMシリーズ、クアルコムのスナドラ(Snapdragon)などとまぁまぁ種類があり、語弊を恐れずに言うならば、電力をドカドカ使って、たくさんの排熱をしながら汎用的で重たい複雑な処理を行うのがインテル製チップに対し、どちらかというと電力効率を高めながら、排熱も極力抑えて、処理をスムーズに動かそうとするのがAppleSiliconとAMDかなぁと思います。

そこで、インテルもこのままじゃヤバいということで、Wikiにも書かれている通り、今まで重たい処理も軽い処理もすべて高性能なチップに任せるのはやめて、高性能と高効率を積んだハイブリッドなCPUを作っていこうと結構前からやっていて、今回AppleのMシリーズチップに対抗すべく、高効率CPUだけで動かせるようにすれば、よくね?ってことで出してきたのがNシリーズかなと思います。
N100の他にN200やN95がありますが、TDPやGPUとのバランスが良いのがN100と言われています。
なので、ここではUMPCに搭載されているCPUはN100かそれに相当する(別物ですがMチップは買えないし、選択肢がアムドしかない)AMDのRyzenシリーズとなります。

具体的な数値でいうと

きっと理想的なUMPCに積まれるCPUは、このような感じかなっと思いました。

  • プロセスルール→10nm以下
  • コア数→4コア以上
  • TDP→MAX30Wぐらい

であれば、軽い処理なら難なくこなせて、バッテリー持ちもよく、発熱も抑えられ、ストレス少なく作業に適したCPUだと思います。
本題に戻ります。

Want要件

  • タイプCのPD充電対応
  • SDカードスロット搭載
  • LTEモジュール搭載
  • タッチパネル、タッチペン対応
  • HDMI2.0以上
  • メモリ16GB/SSD1TB以上
  • 画面の明るさ500nit以上

書き出すとこんな感じ。
これをみていただいているユーザーも共感できる内容ばかりと思ってます。

ポータブルでいうと、10インチが理想、12インチが境界値な気がしていて、

製品紹介

続いて、製品を軽く紹介
まず、コスパに優れたCHUWI(ツーウェイ)の10.51インチのMinibookXから紹介しましょう。

外見で判断するなと育てられましたが、社名も製品名もまぁあやしい中華製に見えますよね。

正解です、
お隣中国大陸の深センにある家電製品メーカーみたいです。

2023年10月ごろにニュースになった徳島市の教育向けタブレットで問題が起きている件もこのメーカー品みたい。
ただ、欧米の真面目そうなYoutuberが紹介していたり、米国の禁輸対象にもなっていないみたいですので、今のところ大丈夫かなと思ってます。
ちなみにこの同等スペックの製品も他メーカー(ドンキーPCやGPDとか)から出ているので、きっと製作会社は、同じなんでしょうね。
ちょっと心配になりますが、まぁこの際脳内の片隅にでも置いておきましょう;;;;

良い特徴

  • 10インチ以上のタッチディスプレイ(タッチペンも対応)
  • 2in1として、タブレットモードとしても使える
  • CPUがN100でWindows11homeのOS
  • メモリ12GB/SSD512GB
  • タイプCポートが2つとHDMI2.0あり
  • キーボードはバックライト付き

気になった良いポイントは、この辺でしょうか。
個人的に10インチサイズで解像度がフルHD以上あるところとメモリが12GBあるのがとても推しポイントになるかと思います。

良くない特徴

  • SDカードスロットなし
  • LTEモジュールが非搭載
    (サイズがサイズなので、仕方ない部分もあるのですが、eSIMは頑張ってほしいところ)
  • 生体認証非対応

ぶっちゃけこのぐらいでは?

CPUとメモリ、SSDのスペックバランスはマジで秀逸かなっと思います。
ほとんどの使用目的がサブPCまたは、サブサブPCとなるはずなので、エントリークラスよりちょい上を狙った絶妙な数字でしょうか。
また、内蔵カメラも一応付いてはいるので、ブラウジングやドキュメント系のソフトを弄りながら、Web会議も難なくこなしてくれそうです。
気になる電源周りとバッテリーになりますが、結構実用性を兼ねた数値になってます。
まずPDの急速充電対応(最大45W充電)しているため、30分で80%充電可能
1回の充電で、ライトユース12時間持続するそうです
まぁこのままの数字は受け取れませんが、シビアにみても6~8時間はもってくれそうですね。
また、USB TypeCは、給電と映像出力も兼ねているので、充電しながら外部ディスプレイ出力が出来そうです。
ここは素晴らしい!

ただ他にイヤフォンジャックがあるだけで、拡張性は皆無です。
メモリやSSD、バッテリーの換装も不可
ポートの増設やeGPU的なドッグステーションもなし
キーボードは日本語とUS選べます。
本体カラーは、グレートピンクがあり、USキーボードはグレーのみ。
最後お値段は約5万円切ります!安い!!
打鍵感もよくあるサーフェスやiPadのマジックキーボードと違い、弛まずしっかり打てるそうです。
全体の質感もとてもこの値段とは思えない程の高さだとか…。

個人的にこの限定されたスペックが最大のメリットと捉えており、、
敢えて出来ないってのは大事。

GPD WIN Max 2 2024


続いて、本命のGPDさんから出ているゲームパッドを融合させたUMPCです。
こちらも中国大陸の深センにあるゲームパソコンメーカー
上記のツーウェイよりは、コンパクトPCとして人気あるメーカーになるかと思います
こちらは、2021年あたりから初代が出ており、もう3~4台目ぐらい出ているそうです。
もう出しているだけあって、完成度は高め!
まず製品コンセプトからして変態マシンです。
今まで夢を謳った製品は幾度とありましたが、正夢になった製品かと。
ただお値段がね。

良い特徴

  • 10インチ以上のタッチディスプレイ(タッチペンも対応)
  • ゲームパッド内蔵
  • CPUがRyzen7000シリーズ以上かつWindows11homeのOS
  • (がんばればAAAタイトルのゲームプレイや動画編集、アプリ・ゲーム開発もできちゃうYO)

  • メモリ16GB/SSD1TB以上から選べる
  • 指紋認証あり
  • USBポートが4つとHDMI2.1あり
  • SDカード/MicroSDカードスロットあり
  • 後付で4GのLTEモジュール搭載可能
  • キーボードはバックライト付き

当たり前ですが、、基本MinibookXの上位互換でしかなく、それに伴うデメリットが発現するという感じでしょうか。。
サイトに「究極のオールインワン ポータブルゲーミングPC」と書かれているのですが、その通り。

良くない特徴

  • 価格っす…
    (いやこのスペックでこの価格はコスパ最強なんすけどね、ただUMPCの価格ではない)
  • マニアック向け
  • UMPCとしての前置きがあるとして、重い
  • UMPCとしての前置きがあるとして、トラックパッドは使いにくい
  • 携帯ゲーム機としての前置きがあるとして、重い
  • 携帯ゲーム機としての前置きがあるとして、でかい
  • 2in1PCみたく、タブレットモードやテント型にした使い方ができない

これ書いていて思ったのですが、悩ましい…
とはいえ、ポータブルできて重い作業もゲームもやりたいって人は、これしかない感じかと。
x86アーキで動くし、キーボードも普通感覚で使えて、G1とかいうドッキングステーションもあって、、、
いやWIN Max2が最強過ぎる。
2018年末からWin Maxプロジェクトが始まったらしく、さすが苦節6年(構想2年、ローンチ後から4年目の最新製品)の成果がちゃんと出ているかと!
ただし、価格帯が最低限でも15万ほど。
購入方法もちょっと色々あって、判断も難しいです。
最新版しか欲しくない方は、2024年版となるので、あとはお店毎に付く特典で選べば良いと思いますが、一世代前でも全然スペック的にはありなので、旧型でも良いよって方は、代理店のサイトを結構探すことになると思います。
あと中古品も選択肢としてありですが、代理店から出ているリファービッシュ品という品もおすすめ。
メモリ32GB/SSD2TBのバージョンで、18万円とか見かけたので、興奮した。

一応結論

もうMust要件から外れてしまいますが、、
予算が許せるなら、まずはWin Max2を購入してみたいと思います。
作業の程度にもよるところですが、動画編集やゲームアプリの開発も兼ねているので、スペック的に満たせているのがWin Max2・・・
ただ家にROGのZephyrus G14があり、役割分担もできるので、一旦Win Max2で様子をみて、運用できないなら、MinibookXに買い替える案が良さそう!笑
ちなみにベンチCPUスコアでいうと、N100と2024最下位モデルのRyzen5 7640Uとの比較で、2.5倍の差でRyzenが優れていた。
GPUも合わせると、処理性能は当然ながら、WIN Max2が圧倒的ですかね。

ただし、
作業自体が軽いブラウジングやドキュメンテーション、動画視聴等であれば、MiniBookXが良いと思います。
ちなみサブPCでMacBook Pro2018年モデルを使ってますが、ベンチスコアは、N100の半分ほどでも普通の作業は難なくこなせます。


あとGPDの拡張性が結構夢があって、購入動機を掻き立てる。

  • eGPUを備えたドッキングステーションあり
  • LTEモジュールを後付けできる
  • 内蔵SSDの換装
  • SSDの増設

ちょっとマニアックというか、玄人向けですが、eGPUは専用線かUSB4ケーブルで接続し、重いグラフィック処理を任せられるという。
しかもドッキングステーションは、USB4ケーブルが対応していれば、他のPCのGPU性能を高められるという・・・すごくない?
LTEモジュールもSSD増設も一癖二癖あるみたいですが、小さい筐体で最高のパフォーマンスを発揮してくれるそうですね。

ちなみにGPDのサイトに「TENKU MOBILE S10」というUMPCがあり、メモリやSSDに違いがあるものの、多分先に紹介したMinibookXと同等品っぽいのが売られてますね。

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