Google 純正タブレット「Google Pixel Tablet」
2013年以降、個人的にも待ちわびていたグーグル純正のタブレット。
ようやく発売日と技術仕様の詳しい情報が出てきました。
Google I/Oの基調講演の発表を踏まえ、購入にあたってあれこれまとめてみました。
自宅で便利に使える持っても置いても使いやすいタブレット!
今までのタブレットとは、一味違うコンセントのデバイス。
新領域の開拓を目指したタブレットにもみえますが、その運命は未知数といったところ。
ちなみに日本では2013年にASUSと共同開発したnexus7の後継機種となり、アメリカでは2018年にPixel Slateという2in1タイプのタブレット端末が発売されていたようですが、日本には入ってこなかったみたいですね。
ネガティブポイント
いきなりですが、まず惜しいざんねんポイントを紹介したい。特にキャリア通信できないのが、痛手。。
タブレットだよ?家の外でもたくさん通信するよ?今通信プランもかなり安いよ…!?
まぁホームユース前提ということですが、iPadみたくWi-Fiモデル、LTEモデルを販売してほしかった。
(てか、同じアカウント内でキャリア通信できるAndroidに対して、Tabletからテザリング機能をOn/Offできるようにしてくれませんかね。)
あとやっぱ家の中がでも防塵防滴ぐらいは必須よ、Googleさん。
アイランドキッチンで、動画やWebサイトを見ながら料理したり、お風呂で読書したり・・・
ねぇ、Googleさん。
認証システムは、一昔前なら指紋認証で足りましたが、今やFaceIDやらWindows Helloに慣れてしまうと、ちょっと物足りないです。
というか不便が際立ちます。
家の中で使うならFaceじゃね?と思うのですが…
Smart Lock機能もPixel Tablet間じゃ機能しなそうですしね。
不平不満はここまで。
ここからは、仕様について、一通りみていきたいと思います。
ディスプレイ
とてもちょうどいいサイズ!
動画や雑誌・漫画の視聴、軽い作業において、10インチぐらいが最低限必要なサイズと言われいるので、理想的です。
画面比率も16:10なので、こちらも問題なし。
また、画面占有率が80%以上が視聴体験におすすめと言われている中で、私が適当にPixel Tabletを計算してみたところ、ちょうど80%あるみたいなので、ベゼルが太いと噂があったものの、ギリギリで?クリアできているのかなと思います。
あとUSI規格のタッチペン対応が何気に素晴らしいですね。
- LCD 10.95 インチ ディスプレイ
- 解像度 2560×1600
- 画素密度 276 ppi
- アスペクト比 16:10
- 輝度 500 ニト(標準値)
- 24 ビット フルカラー(1,600 万色)
- 防汚コーティング
- USI 2.0 タッチペン対応
たて(mm) | よこ(mm) | 面積(m㎡) | 占有率(%) | |
---|---|---|---|---|
筐体 | 169 | 258 | 43602 | 100 |
画面 | 147 | 236 | 34692 | 80 |
電源とバッテリー
十分なスペックを有していると思います。
家の中で使う、基本的に充電スピーカーホルダーにドッキングスタイルになるかと思いますが、標準的なバッテリー容量を持たせているので、ここは評価できるところ。
また、充電方法が二通りあるのもグッドポイントになるかと思います。
参考にiPadノーマーク第10世代と比較して、若干劣るかなという数値でした。
ただOSが違うので、Androidに関しては、これよりも期待値は下がるかな、、
といった印象ですかねー。
充電スピーカーホルダーでの充電時は、90%上限にするといったバッテリーに優しい制御もあるみたいです。
Apple iPad(第10世代)
- 28.6Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー内蔵
- Wi‑Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間
Google Pixel Tablet
- 27Whの内蔵バッテリー
- 最大12時間の動画ストリーミング
プロセッサ・メモリ・ストレージ
最新チップが搭載されています。
- Google Tensor G2
- Titan M2 セキュリティ コプロセッサ
- 8 GB LPDDR5 RAM
- 128 GB / 256 GB UFS 3.1 ストレージ
ただ似た世代での性能としては、Snapdragon8 Gen2よりも全体的に1~2割ほど、低いみたいですね。
フラグシップモデルでもゲーミングモデルでもないため、通常利用であれば全くもって問題なさそうです。
メモリもストレージも及第点はクリア!ってところですね。
気になる点としては、動画編集したい人やアーキテクチャの原因で、一部プレイできないゲームがあるとかないとか。。
泥タブで動画編集している人はかなり限られるとは思いますが。
サイズと重量
こちらは標準的。
重さもサイズもバランスが良さそうなため、使いやすそうです。
- 幅 258 × 高さ 169 × 奥行き 8.1(mm)
- 493g
一点気になるのが、電源ボタンに搭載されている指紋認証の位置が、横の場合ですと良いですが、縦持ちだとちょっとやりにくそうに思います。
カメラ機能
これも割り切ってて良いのでは!
センサーサイズは、1/4 インチ。絞り値は、F2.0。視野84°≒だいたい24mmぐらい?。画素数は800メガピクセル。
しかもフロントとリアともに同じスペック。
Android Tabletにカメラは求められていないのでメモ帳代わりやQRコードの読み取り等ができるばよいと考えますね。
センサー類
内容的にこんなもんかぁという感じ。
数的には一緒に発表されたPixel7aとほとんど一緒。接近センサーは、電話時にスマホと頭が接近するのを検知するためのものだと思いますので、Tabletにはなくて良いものでしょう。
Pixel 7a | Pixel Tablet |
---|---|
接近センサー | - |
周囲光センサー | 周囲光センサー |
加速度計 | 加速度計 |
ジャイロメーター | ジャイロスコープ |
磁力計 | 磁力計 |
気圧計 | - |
- | ホールセンサー |
単純比較するとこのようになりましたが、気圧計が無いのは納得。
GPSセンサーが無いのはびっくりです。
ジャイロメーターとジャイロスコープの違いは何でしょうかね。
あとホールセンサーがよく分かりませんでしたが、充電スピーカーホルダーの接続を検知するものですかね…。ワカラン
通信接続と位置情報
これも至って普通ですね。
USBやBluetoothの規格がハイミドル程度を満たせているので、LTE通信が無いのが悔やまれます。
また、スマホやパソコンのブラウザからCast先として、Tabletに飛ばせるのも便利そうですが、個々の環境に寄りそうですね。
- USB® Type-C 3.2 Gen 1
- 4 ピン アクセサリ コネクタ(充電、データ転送、音声出力用)
- 2×2 MIMO 対応 Wi-Fi 6(802.11 a/ b / g / n / ac / ax)、同時デュアルバンド(2.4 GHz / 5.0 GHz)
- Bluetooth 5.2
- 超広帯域無線チップ(正確な距離測定に使用)
- Google Cast
スピーカーとマイク
これは結構充実してますかね!
音質が気になりますが、クアッドスピーカーであれば充電スピーカーホルダー要らなくないかと思いましたね…
もしかしてホルダー側は、ウーハー何でしょうか?
- クアッド スピーカー搭載オーディオ システム
- マイク 3 基(通話、録音、Google アシスタント用)
- ノイズ キャンセリング
販売価格と実質価格
調べる前と後とで、印象が変わりましたが、スペックの割にちょっと高め?ですかね。
ストア予約での購入はポイントバックがあるので、買うなら今しかない。
キャンペーン含めた実質価格を算出してみました。
だいたい2割以上お得になりますね!
項目 | 割引額 | 128GBモデル | 256GBモデル |
---|---|---|---|
Google Pixel Tablet | – | 79,800円 | 92,800円 |
Google ストア クレジット割引 | 13,000円 | 66,800円 | 79,800円 |
Google One 3ヶ月間無料 | 750円 | 66,050円 | 79,050円 |
YouTube Premium 3ヶ月間無料 | 3,540円 | 62,510円 | 75,510円 |
競合製品
一番に最初に思いつくのは、やはりiPadですかね。
メモリは同じ256GB、Wi-Fiモデルで、なんと価格が同じ92,800円!なぜ?
まぁiPadは、4Kビデオ撮影ができたり、GPSセンサーが搭載されていたりしますが。
- iPad(第10世代)(256GB、Wi-Fiモデル) 92,800円(税込)
中華タブ、日本製タブやUSAメーカーからも様々なタブレットが出ている中で、このPixel Tabletを選ぶ理由が難しいところ。
発売日とカラーリングと付属品
5/11のGoogle I/Oから発表されて、約1ヶ月ちょっとに発売されます。
カラーは、悩ましいところ。2色ありますが、両方も柔らかなユニセックス仕様な感じですね。
- 2023/06/20(火)
- カラー: Porcelain、Hazel
- 充電スピーカー ホルダー、電源アダプター
その他気になる点として、技術仕様のセキュリティに「最低 5 年間のセキュリティ アップデート5」とあり、これはムネアツ。
今年Android14が出るので、2027年のAndroid18までカバーするということですかね!
そこまでシリーズが続いているか謎ですが。
付属の充電スピーカーホルダーになりますが、最大充電出力は、15Wだそうです。
米国のFCC通過の情報では、30Wとか出ていたんですがね、製品化できなかった感じですかね。
Qiとの記載もないので、独自規格ですかねー、ざんねん。
また搭載スピーカーは、43.5mmフルレンジスピーカーとなります。
まとめ
私は買おうと思ってますが、、
正直ターゲットが難しいところ。。
特筆する点も評価できるが、Pixel Tabletでなきゃダメな理由も良い意味でそんなに無い。
(普段毎日Googleサービスを使ってますが、Apple製品かWindows越しの利用)
最大の特長は、充電スピーカーホルダーぐらいですかね。
とはいえ、内蔵スピーカーも最近はかなり良いので、スタンドさえあれば動機として弱い。
ワンチャン背面にある4ピンアクセサリコネクタを使った便利グッズが出てきたら、一気に注目を集めそうですが、期待は薄そうです。
iPadのMagic Keyboard Folioみたいな製品を期待!
Android OSもChromeBookとの棲み分けがあるので、どこまで最適化されるのか、スマホとノートブックの中途半端な使い勝手にならないかが心配です。
なので、期待するユースケースにどストライクに応えたタブレット端末というよりは、マルチユースでカジュアルユーザ向けで一通り何でもこなせる立ち位置かなと思いました。
Google純正製品なので、他のPixel製品やGoogleサービスとの超超連携を期待したい。
価格やスペック的に入門機としてみるとかなり高性能なので、下手に中華タブを買うよりは、据え置き利用も含めてお買い得かなと…
個人的には、デメリットが解消されたPro仕様のPixel Tabletが出てくることを願いたい。
そういえばiPad mini のPro版も出る出ないといった噂がありましたが、もうそろそろ2年経ちますが、特に発表はなかったですね。
ちなみにGoogleブログに記事があり、購入可能な店舗・オンラインサイト情報が載ってますので、どうぞ。
https://japan.googleblog.com/2023/05/pixel-tablet.html